「お仕事おつかれさま~。最近大変そうだね。」
そう話しかけても、旦那はまるで瞑想中の仙人。その口は固く閉じられ発する言葉は、古代の石碑に刻まれた文字よりも少ない「うん」。
え?終わり?
一方で、久しぶりに会った友達はトークの暴走機関車。私が話そうものなら「あ、それより聞いてよ!」と、私の話を華麗に横取り。
なんでなの?どうしてそんなことができるの?
とイライラがあふれてきます。しかし、感情に身を任せて無駄にイライラしてもいいことない。。ここは落ち着いて、言語学という何やら賢そうな角度から冷静に分析してみることにしました。
言語学って?
言語学、それは言葉の科学。一見、日常会話とは無縁に思えるかもしれませんが、実は私たちのコミュニケーションを冷静に分析し、理解するための強力な武器。
例えば…
- 会話の公理: 会話がスムーズに進むための、暗黙のルール。量の公理・質の公理・関連性の公理・様式の公理がある。まるで、会話の交通ルール。
- ターン: 会話の主導権がどのように移り変わるかの分析。まるで、会話のバトンの受け渡し。
- ポライトネス理論:相手を尊重し、円滑なコミュニケーションを図るための理論。まるで、会話の潤滑油。
知っておくと、「あ、今この人会話の公理違反したわ。レッドカード!退場!」などと頭の中で裁くことができ、不思議とイライラが収まってくるのです。
ケース1:「量の公理」違反の旦那
私 :「お仕事お疲れさま。そういえば最近仕事は順調?」
旦那:「うん。」
私 :「○○さんも元気にしてる?」
旦那:「うん。」
私 :「そ、そっか。あ、明日は在宅?」
旦那:「うん。」
私 :「最近飲み会あんまりないね?」
旦那:「うん。」
…ね?(笑)
本当は、
私 :「お仕事お疲れさま。そういえば最近仕事は順調?」
旦那: 「まぁね~。ちょっと今日はトラブルがあったけど順調かな。そっちは?」
私 : 「うちは年度替わりであと1か月ぐらい忙しいかな~。あ、そういえば○○さんともまだ一緒に仕事してるの?元気?」
旦那: 「うん。ずっと一緒にしてるよ。最近は花粉症がひどくて二人で鼻セレブ譲り合ってる(笑)。」
…みたいな?ね?
その~、一問一答ではないのが会話なわけであって、そういうのを期待しちゃいますよね。 でも現実はそうではないのです。
さて、この旦那氏との会話を分析をしてみると、
- 量の公理違反:
情報不足。まるで、砂漠に水一滴。 - ポライトネス理論:
積極的傾聴の欠如。相手の話に耳を傾ける姿勢、皆無。まるで、耳栓をして音楽鑑賞。
となります。 まぁ、旦那氏側からすると「質問に答えてんじゃん」ってなるかもしれないんですが、妻氏の期待する量の返答がないわけですよね。各々の想定する基準量がまず違うことが考えられます。

賢そうに分析してる間にちょっとイライラが収まってきました。
ケース2:トークの暴走機関車の友達
私 :「最近仕事が大変でさぁ…」
友達: 「そうなんだ~、てかさうちの旦那が最近こうでああで!んでね?こうしてああして…」
私 : 「…そうなんだね。大変だね。うちもこうでああだよ。で、仕事の話なんだけど…」
友達:「あ~、仕事ね!そうそう、うちの会社が最近こうでああでさ~。で、こうでああで…」
私 : 「…」
あの~、私の話はいつ聞いてくださりますの?一向に私のターンが来ないんですけど…
さて、この会話を言語学的に分析すると…
- ターン・テイキングの魔術師:
話す権利を独り占め。まるでステージのセンターを陣取るアイドル。 - ポライトネス理論:
相手への配慮の欠如。相手の話を尊重する姿勢、皆無。
もっと細かくいくと違反だらけなので、会話の舞台から退場してもらいたいぐらいです。
…と、客観的に分析することで友達のトークを冷静に捉えることができます。
言語学は、人間関係の処方箋
言語学的分析は、決して相手を責めるためのものではありません。むしろ、客観的な視点を持つことで、感情的なモヤモヤを言語化し、冷静なコミュニケーションを促進するためのものです。
まとめ:無駄なイライラは言語学を使って片づける
人間と関わるには必要不可欠なコミュニケーション。でも時にはイライラの原因ともなります。私もよく「ねえ、会話する気あんの?ないよね?ね?」って旦那にキレてました。
しかし、こういったことを知っていると、相手の状態を冷静に分析できてイライラが抑えられるのです。
そしてあなたがイライラするということは、あなたは普段それができている、ということです。
「自分の長所を見つけられてラッキー」ぐらいに思えると、大きな心と冷静な頭脳で相手と会話ができるかもしれません。
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