自己否定が止まらないのでインスタやめた話

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今日も懲りずに、というか無意識に、スマホの画面をスワイプ。目に飛び込んでくるのは、眩しすぎるほどのリア充たちの日常。

「今日のランチは、表参道のテラスでヘルシーボウルwith謎のスーパーフード添え」
「週末は、彼氏とバリの絶景インフィニティプールでまったり」
…ああ、また始まった。

かつての私は、そんなインスタグラムの投稿を見るたびに、心臓を鷲掴みにされるような、言いようのないみじめな気持ちに襲われていました。まるで、自分だけがモノクロの世界に取り残されたような、そんな孤独感。画面の向こうのカラフルな世界が、遠い遠い異次元の出来事のように感じられたのです。

“他人と比較して落ち込む選手権”会場はこちらです

インスタグラムは、まるで他人と比較して落ち込むオリンピックの会場さながら。次々と繰り出される、華やかなライフスタイル、完璧な容姿、羨ましいほどの人間関係。それらを見るたびに、私の心の中の自己肯定感メーターは、針が振り切れてマイナス方向に突き進んでいくのです。

インスタグラムには、まるで妖精のような美しい人々が住んでいます(たぶん、光の加減と加工アプリのおかげ)。彼女たちの完璧な笑顔、ツヤツヤの髪、 素敵なファッション。それらを見るたびに、鏡に映る自分の疲れた顔、寝癖、そしてヨレヨレのスウェットに絶望するのです。

「なんでみんな、そんなに可愛いの?前世でどんな徳を積んだら、こんな風になれるの?私のケツは3月の鼻水ぐらい垂れてるのに。」

と、もはや神頼みレベルの思考回路に陥ることも。

そして、リア充アピールが止まらない友人たち
「彼氏と初めての〇〇旅行!」
「念願のマイホーム、ついに完成!」
「プロポーズされました!(婚約指輪、眩しすぎ!)」
…おめでとう!心からお祝い申し上げます!(棒読み)。でもね、正直なところ、心の中で黒い感情が渦巻くのも事実。「いいなー、私にはそんな予定、1ミリもないんだけど!」と、拗ねモード全開になるのです。

「自分だけが置いてけぼり」症候群

インスタグラムを見ていると、まるで世界全体がキラキラとしたお祭り騒ぎをしているのに、自分だけが蚊帳の外にいるような、そんな孤独な気持ちに襲われることがあります。「みんな楽しそう、充実してそう。それに比べて私は…」と、自分の平凡な日常が、なんだか色褪せて見えてしまうんですよね。

もはや、インスタグラムは私にとって、自分がみじめであることを再確認する儀式と化していました。開くたびに心がざわつき、閉じるたびに自己嫌悪に陥る。まさに、負のループ。

ついに、重すぎる腰を上げて「ログアウト」という名の禁断の果実を食す

そんなインスタグラム依存症末期の私でしたが、ある日、ついに堪忍袋の緒が切れました。「もう、こんなバーチャルな世界に囚われている場合じゃない!自分の人生、もっと真剣に向き合わなきゃ!」と、深夜テンションで決意。そして、震える指でインスタグラムのアプリをアンインストール…!まるで、長年連れ添った腐れ縁の恋人と別れるような、複雑な感情が押し寄せました。

ログアウトしたら、世界の色が変わって見えた(マジで)

インスタグラムのない生活は、最初はまるで手足をもがれたような感覚でした。暇さえあればスマホを手に取り、無意識にインスタのアイコンがあった場所を探してしまう。でも、数日が経つうちに、驚くべき変化が訪れたのです。

まず、圧倒的に自由な時間が増えたこと。通勤時間、休憩時間、寝る前のぼんやりタイム。これまで、無意識にインスタグラムをチェックしていた時間が、丸ごと自分のために使えるようになったのです。本を読んだり、音楽を聴いたり、ただぼーっと考え事をしたり。デジタルデトックスって、想像以上に効果があるんですね。

そして、何よりも大きかったのは、他人と比較することがなくなったこと。他人のキラキラした投稿を見ることがなくなったことで、「自分はダメだ…」と感じる機会が激減。ありのままの自分を受け入れられるようになり、自己肯定感が少しずつ回復してきたのです。まるで、長年患っていた病気が治ったかのように、心が軽くなりました。

「いいね!」の呪縛から解放されて、自分の「いいね!」を探す旅へ

インスタグラムをやめて気づいたのは、本当に大切な「いいね!」は、他人から貰うものではなく、自分自身から贈るものだということ。他人の評価に一喜一憂するのではなく、自分が本当に好きだと思えること、楽しいと思えることを見つけて、それを大切にすることこそが、自己肯定感を高める一番の近道なのかもしれません。

今では、インスタグラムをやめたことを全く後悔していません。むしろ、もっと早くやめておけばよかったとすら思っています。もちろん、情報収集やコミュニケーションツールとしての利便性も理解していますが、私にとっては、自分の心の平穏と引き換えにする価値はなかったのです。

もしあなたが、インスタグラムを見るたびに心がざわついたり、自分がみじめに思えたりするなら、勇気を出して一歩踏み出してみませんか?もしかしたら、その先に、「いいね!」の数に縛られない、自由で豊かな世界が広がっているかもしれませんよ。初めはアンインストールじゃなくても、一時的に利用できないように設定するとか。徐々にデトックスするのはおすすめです。どうしても必要って人は、目的をもって使うのがいいと思います。無意識に開いて無意識に傷ついて…って自分をもっと大事にしていきましょう。

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